老年看護でケアをする高齢者の多くが身体的及び精神的な機能の低下が見られるため、トラブルが起こりやすい傾向にあります。そのため看護師は、それぞれの症状を理解した上で、適切なアセスメントとケアを提案しなければいけません。

高齢者に多く起こるトラブルの一つに、転倒や転落があります。これは身体機能の低下によって発生しやすいリスクのため、入院の際には転倒転落防止のチェックリストを元にケアプランを作成する必要があります。その際には、患者さんの生活リズムや生活空間を把握し、転倒や転落を防止するための工夫を行いましょう。

麻痺や拘縮がある場合には、患者さんに残存している機能を元にした日常生活動作のアセスメントを行います。特に麻痺している側は骨折や皮膚の損傷などのリスクが高いため、予防策のアセスメントが必要不可欠です。また拘縮などは動かさなければどんどん進行することがあるため、リハビリもケアプランに入れると良いでしょう。

嚥下障害や摂食トラブルに関しては、患者さんのこまめな体調管理や変化に気づくことで早期解決が可能となります。アセスメントがとても重要な役割を持つケアと言えるでしょう。トラブルの原因を突き止めたら、患者さんの嚥下機能に適した食事に変更し、食事方法を工夫するなどのプランニングを実施しましょう。

その他、排泄障害もまた、老年看護とは切り離すことができません。排泄障害の原因をアセスメントし、根本的な解決を検討することが大事です。もしリハビリだけでなく薬物療法で症状を改善することも可能な場合には、必要な医療ケアを医師の指示に従って行います。